へこんだボール

弓道の段位試験で娘が落ちた。

前日から、おなかが痛い、眠れないとみごとにぴりぴりしていたから、致し方ないというべきか。

高校の入学試験でも、無理なところを狙っているわけでもないのに、緊張のしかたは、尋常でなかった。
くちは達者、生意気の権化のような子でありながら、あにはからんや、本番に弱い。
たぶん、歳のはなれた末っ子で、知らず知らず家族全員から甘やかされてきたのだろう。
勉強で苦労せず、家事も手伝う健気さも持ち合わせてのびのびと育ったが、この脆さ。
挫折を知らないということは、こうも危ういことか。

嬉しくない自分を受け入れること、
ゆさぶられる自分をコントロールすること。

おまえの人生は、ようやくこれからだね。
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# by clarte9 | 2005-09-12 12:27 | うささんず | Trackback | Comments(0)

薫の気持ち

宇治は遠い。

せっかくの京都、新撰組オンリーにはさせじと、源氏追体験を組みこんだ。
御所をじっくりみて、宇治は行けたらでいいね。
でもやっぱり、と強行することに。
あれこれ廻って疲れたといっても、車での移動である。
牛車にゆられ、馬に跨またがりとはわけが違う。
それでも近いと思わなかったのだから、当時はいかばかり難儀であったろうことか。
人家も疎まばらな道中をと、つくづく大将に同情したのだった。
宇治川の流れをかいま見て、源氏物語ミュージアムに到着。

・・・・・・これは。
個人の箱庭といったら言いすぎか。
この展示を見て、どうしろと。
文化祭並みの創造力(想像力?)に、お金をつぎ込んだとしか思えない。

浮舟そのもののようなミュージアムをあとに、
薫の気持ちをしみじみと追体験。
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# by clarte9 | 2005-09-09 16:45 | りーふ | Comments(0)

えにしは誘う

前々から気になっていた方のブログに思い切ってコメントを書いた。
いまさらなーになんていわれるかもしれないが、石橋はいやというほど叩くほう。
この件だって、去年の冬から迷っていて。
最後は、あっ、と思うまもなく送信されて・・・逡巡しゅんじゅんの日々にけりをつけた。

夕食どき。
携帯が鳴って、登録ナンバー以外の着信音が流れる。
いつもながら、緊張する一瞬だ。
それなのに、
『誰だかわかりますか?』だって。
むりだよ、そんな・・・
いくら年賀状交換してたって26年ぶりだよ。
もう、ちっとも性格かわってない旧ふるい職場の先輩でした。

でも、不思議だよね。
電話を切ったあとで、考えた。
なんで、今日だったのかねぇ。
ふと
朝から悩んで発信したコメントを思い浮かべたのは、きっと
知り合うことなく生きていくことで なんの差し障りはなくとも
あえて接点を求めようという想いが
ひとと ひととの航路を手繰たぐるやもしれず

視えない何かを活性化したのかもと
また余計なことをしたのではないかと
ちりちりする心を
すこうしだけなだめたのです。
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# by clarte9 | 2005-09-03 22:23 | りーふ | Trackback | Comments(0)

はなれる

べったりとへばりついている日常からほんのすこし、はなれてみる。
旅は、そんな視点を与えてくれる。

べりりとひきはがす音が聞こえるくらい、埋没している自分に、気づくことでもある。
こんなに執着していていいのかと、
魂のコレステロール値に
どきりとする。

日常からはなれて遊ぶことは、それなりにエネルギーを使う。
休みに倒れこんでいるようではつとまらない。
いきあたりばったりでもいいが、やはり実入りは少ないような。

かつて家の中に、はなれと呼ばれる部屋があった。
すこしだけ、濃度が違うと感じられる空間でもあった。
視角を変えることは、たまりたまる贅肉を
意識することであるかもしれない。
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# by clarte9 | 2005-08-29 17:39 | りーふ | Trackback | Comments(0)

待ち遠し

京都に連れて行ってくれるといったのは、たしか二十と六年前。
待ちくたびれて、いまやいささか心もとない。
日程が決まってからも、さて何から手をつけていいのやら。
彼の地はさほど巨おおきく、深い。
中学生の視線でみつけられなかったものに、めぐり合うことができるのや。
何を?
それは、たぶん、とき
重なり合う時空を一点に凝集する地の聲。
そんなかぜに出合えるだろうか。
されど。
京都はまた煩悩のみやこ。
衣への執着は論外としても、やきものといい、人形といい、怨霊よりも恐ろしい。
なぜなら、
確実に貧乏神をつれてくるからね。
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# by clarte9 | 2005-08-22 09:13 | うささんず | Trackback | Comments(0)


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