カテゴリ:りーふ( 14 )

予約

夕刊に躍る 駅名と時刻が
ぐっと 意識にしずむ。

タイムテーブルに拘束される一週間で
自由になる曜日はめったにない。

おのずと 動ける日は決まってしまう。

六日前
そこに、いきなり予約が入った。

数時間後
また同じ時間帯に問い合わせがきた。

そして その翌日
本来なら その日を充てていただろう
新規のオファーがあった。


あとになって
人は ふしぎなめぐりあわせに

気づくことがある。
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by clarte9 | 2007-06-20 23:12 | りーふ | Trackback | Comments(2)

椅子を寄せて

覚めないことをねがう
それがゆめだろうか

覚める夢をみない
それが ゆめか

眠っている
あなたを起こさないように

あなたは
寝室でみはっている

不用意に
だれかが 目覚めさせないよう

あなたのゆめを
夢の張り番を
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by clarte9 | 2007-04-21 17:32 | りーふ | Trackback | Comments(0)

オレンジのスエタア

夕やみの降りる時刻

帰宅の途中で
牛乳屋さんのシャッターの中に
目がとまった。

老夫婦で経営されている
ちいさなお店。

たまに 暗いうち 
チラシを入れに歩くときなど
ガラガラと瓶の音がして
ご夫婦二人で配達する車両と
すれ違うことがある。

とおりすがりの 視線をとらえたのは
オレンジあざやかな
奥さまのセーターだった。

きょうの ゆうやけのいろに
なんて映えるんだろう。

カメラを持たずに出て
あきらめていたら その日の空のブログがあがった。
しからば 借景としゃれこもう。

燃える横浜

まがりぎみの せなかに
しゃっきりと似合う ヴィヴィッドな色。

そうやって
歳をかさねたきもの。
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by clarte9 | 2006-12-22 19:03 | りーふ | Trackback | Comments(2)

後れてきたこどもたちへ

勉強さえできていれば
かまわれなかった日日は
とつぜん 終わりをつげる
いわれのない 属性が
いきなり突きつけられる

男でないことや
後ろ盾の ないこと
賞賛されるこどもの いないことが

さも 重要なことであるかのように
取りざたされる

つとめても むくわれず
かえようとして どうにもならないことを
知る 

それが
この世での 
第一課

だから

自身を喰いあらす
夜叉になっては
いけないよ
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by clarte9 | 2006-04-12 08:41 | りーふ | Trackback | Comments(2)

あなたの抱こうとしている

こどものかげで
まちつづけている
子どもがみえる

みわすられて
おきざりにされた

ここにいて
いいの 

かげに かげにすがたをかくす

そのこを みつけて


母になるのは
それからで 遅くない
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by clarte9 | 2006-04-12 06:22 | りーふ | Trackback | Comments(2)

どんなにちっぽけな

どんなちっぽけな
ことばでもいいから
ご自身のことばを 探してください
どんなに とるにたりない
ありふれたことばでも
あたりまえの形容でも いい
生身のことばを

うつくしい借り着を
どんなにかさねても
言葉の海に浸かれば
水泡とかわる
薄様のようにとけた
残響がつきまとわり
あなたを嚥みこむ
枷 となって

こころが
ことばをうみおとす作業は
だれも
たすけてはくれない

だれのことばも
かわりにはならない

たましいがやどるまで

ひとり
立ち会わなければならない
のだから
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by clarte9 | 2006-04-12 05:48 | りーふ | Trackback | Comments(2)

繭を 解く


かりそめの薄着を     
ぬぎすてるのは 意思

属することを
拠りどころにする 過程に

問いを
挟まないかぎり
たましいをなぞる
それは
己を啄む行為

遮られた
薄明の場で過ごす
それもまた意思
であり 帰結

まゆを
解くのは 自身
かがみにうつらない
ひとりきりのすがたを

まゆごもるまま
時だけが 
はててゆくと
なじんだあとで

きょう
こんなにも あざやかに
あなたがいる

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by clarte9 | 2006-03-11 08:24 | りーふ | Trackback | Comments(0)

風信

むしろ 言葉が
不用となる


きみの追う

風の
軌跡が

きみを 透る
光りの無量
 

きょう
たしかに
(ことづて)を 聴いた
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by clarte9 | 2006-03-11 01:05 | りーふ | Trackback | Comments(2)

見習い

のぞいてみることはあっても、手を出そうとは思わなかったヤフオク。
ご縁があって、はじっこで体験することに。

やぁやぁ。
なかなかに、自己制御を問われる世界です。

教訓。

ものの価値を知っていなければいけない。
ものの相場を知っていなければいけない。
捨てていい、と思える額の思い切りができなければならず、
ここまでが妥当、という数字を明示できなければならない。

ここまで初級。

相手があった場合、どうやって対抗するか。
ひらたく言えば、どうして勝つか。

しかしね。

資本主義経済の純粋なモデルであるこの場所で勝つことは
せんじ詰めれば、負けないこと、といいかえられもしよう。

大量資本投下による絨緞爆撃のまえでは、手も足も出ない。
かもしれないが、それはあくまでミクロな視点。
バブル部分を含んでの落札となれば、“虚”はやがて己を蝕む。
”実”をはなれた瞬間を 見切ることこそ、仕手の醍醐味ではないか。

なぁんて
見習いはこっそりつぶやくのでした。


まっけおしみ~!!
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by clarte9 | 2006-02-28 10:49 | りーふ | Trackback | Comments(0)

ふぃーばー  (& "The Half-Blood Prince")

ルーチンの時刻をふっと間違いと思い込み、訂正したのが実は誤りだったという、信じられない大ボケをかました翌日、熱を出した。

前兆か、オフの気の緩みか、はたまたショックからか・・・とにかくおふとんから出なくていい自他共に認められる理由が出現。300ページほど残っていたハリポタを制覇することに。

ちょっとずつ読み進むたび娘に報告していたのに、「これ以上ネタばれしたら、バーティミアスのすじをばらす」と脅されて以来、リポートは控えているけど、さすがにこれを喋っちゃ興ざめだよな~という後半部分でした。

作者はゼッタイ、性格悪い!というのがわが家での定説(偏見と呼んでもいい)。
いつもは(邦訳の場合は)あらかた読み飛ばすのに、そんな芸当はできず、ひたすら字面を追い、なおさらその感を強めました。
気のせいか、angrilyという語がやたら多くて鼻につき・・・
お子さまとはいえ、心理描写があまりにもタンジュンすぎないかな。
次巻でのどんでんがあるのでしょうが、スネイプは酷な役回りだと思ってます。

ともかくも日本語版が出まわる前に読み終えてまずは重畳!
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by clarte9 | 2006-01-27 08:45 | りーふ | Trackback | Comments(0)


ふと気がついたら、あとがない! お気楽キリギリス夫婦の 『傍の細道』 散策フォト。 (C)2005-17 SUZUKA  All rights Reserved.


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